■N・K（中3）
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自分の強みは勝負で勝つことだけではなく、負けることを知ったことです。
先日、部活動の大会がありました。初戦の相手は今までに何度も対戦したことがあるチームで、ほとんどの試合でこちら側が勝ってきました。しかし本番当日、負けてしまいました。負けることを考えていなかった私達は本当に悔しかったです。このことから私は今の自分の現状に満足せず、もっと自分を高めていこうと思うことができました。
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→「自分の強みは勝負で勝つことだけではなく、負けることを知ったことです」・・・もうこれだけでノックアウト。NHKのど自慢ならばこの時点で秋山気清さんが合格の鐘を鳴らすだろう。欽ちゃんの仮装大賞なら、冒頭で得点バーが最高位まで赤く点滅することだろう。素晴らしい。
普通「強み」といえば勝負に勝つことだけを書きがちだが、N・K君は「負けることを知ったこと」だと書いた。
私はここに、彼が人間の表側だけでない部分も語ることのできる、内面の感情の豊かさを見た。