M・K君の作文

M・K君(中3)の作文の続き。


◎美意識について(11月25日)

私は「美意識」とは取り組んでいる事に対してより良い形で終わらせようとする意識だと思います。

「美意識はもの作りに必要な資源である」という筆者の考えに私はとても共感しました。なぜかというと私は何かやることをしている時、終わらせることを考えながら取り組むと出来が悪い物ができますが、より良くしようと考えると時間はさほど変わらず良い物ができるからです。

「早く終わらせよう、終わらせよう」と焦って仕事をしていても、大したものは出来ない。そうではなく、「良い物を作るぞ」と気合をこめて作ると実際に品質の良い物が出来る。確かにこの作文の通りだ。


◎苦手な科目について(12月2日)

私の苦手な教科は理科です。苦手になった要因は長い間できないことを知っていたのにも拘らず、できるように努力もせずに放棄したからです。

私は理科の苦手を改善するために対策を考えてみたところ、自分がどのくらいできないのかということを把握して、できないところを重点的に勉強することが一番よい考えだということに気づき、他の教科もまぜて実行しようと思いました。

これは、【彼を知り己を知れば百戦あやうからず】(孫子)ではないか?

「彼を知らずして己を知れば、一勝一負す。彼を知らず己を知らざれば、戦う毎に必ずあやうし」(孫子)

・・・敵の状況を理解せず、自分の状況だけを理解しているだけでは一勝一敗。敵の状況を理解せず、自分の状況さえ理解出来ないようでは全ての戦いが危うい。

この作文は「汝の敵を知れ」ということを簡潔に説いている。なかなか面白い。