中3対象の夏期講習全24日間・72時間が終了した。詳しい内容については塾通信で全てレポートしてきた。何をすべきか、どうしたら目の前の生徒の力になるか。独自の内容を模索して、形にしたつもりである。
ということで、生徒2名の感想文を紹介しよう。
◎O・Iさん
夏期講習の初日、私はオリエンテーションでの話と資料から、初めての知識を得ました。例えば、受験生には八時間の睡眠と勉強が必要だ、という事です。私は夏休みに規則正しい生活が送れるように、これを実践することができました。英語の長文読解では、カッコをつけることによって長文がとても読みやすくなりました。長文読解のコツをマスターできた気がしてうれしかったです。そして、最も印象に残っているものは、木村瞭汰さんの話です。あの話を聞いて、このままではだめだと思えました。努力次第でどうにでもなる、ということがよくわかりました。とても勉強になりました。私は勉強のことだけではなく、多くのことを夏期講習で学ぶことができました。先生、本当にありがとうございました。木村さんにも感謝しています。これから、限られた時間でどれだけできるかは自分次第なので、修身教授録の「時間」に書いてあるように時間を有効に使うと思います。
長文にまとまりごとにカッコをつけて読むということを私が知ったのは、高校の頃水道橋の研数学館で当時の英語科、堀史朗先生の授業を受けて以来。英語を和訳せず、英語のまま理解するために熟語などまとまり毎にカッコをつけて、必要に応じてS(主語),V(動詞),O(目的語)などを書き込んだり、指示語に矢印をつけたりして文の構造を明らかにしていくというもの。修身教授録に関しては、中学生にこれを読ませる学習塾は全国でもまず無いのではないか?と思っているが、早くにこうした本質・直球の金言に出会えるのは幸せなことだろう。
◎K・Cさん
私は夏期講習を受けていて良かったと思う。もしそれを受けていなかったら夏休みは無駄な時間を過ごしていただろう。課題はたくさんあったが、とにかく覚えた。しかし塾のテストで一回不合格になってしまった。絶対合格してくだらない練習はやらないつもりだったのに。とても悔しかった。再テストでは無事、合格した。でもその時、自分は他の人よりも何倍も練習しなくてはいけないことに気付いた。この夏期講習は必ずこの先役立つと心から強くそう思う。早稲田大学に通っている木村瞭汰さんや先生の余談など夕方の授業では出来ない貴重な話を聞くことが出来、意味のある時間を過ごせた。正直、受験まで学校の授業を受けるよりも神尾塾で一日中勉強していた方が学力が上がるに違いないと思った。色々大変だったけれど、くじけずに受験まで前へ進み、My wayを歩いて行こう、そして塾の月謝を払ってくれる両親と、指導して下さる先生に感謝して受験まで精一杯頑張ろうと思う。
「絶対合格してくだらない練習はやらないつもりだったのに」・・・ここ重要。講習中の確認テストで不合格した生徒には「授業ノートを5セット書き写し」など、くだらないペナルティを課した。これを私も「くだらない課題なんかしなくて済むように完璧に練習せよ」と授業内で事前に何度も生徒に叱咤したし、生徒自身が「この練習(課題)はくだらない」と思うことが何よりも重要なのだ。こういった逆説的な取り組みから、生徒自身が「何が大切なのか」ということを考えるようになって欲しい。
この作文の裏には「My way(マイ=前)(ウェイ=へ)・・・ダジャレです」と書いてあった。こういう通り一遍でない”ひとひねり”が味を出していて、実に良いね。