指示待ちの勉強には限界がある

「誰かに指示されて」ではない、主体的な勉強が出来るようになると、「何をどこまで勉強すれば何点くらい取れる」ということが段々分かってくる。私の場合は、高校生になってからであったが、「この勉強で90点超え」「この程度しか勉強しなかったら70点いかない」などと、大体推測した通りになっていた。

結局、「このテストは自分のためのもの」という主体的な意識を持つことが何よりもの大前提となるし、どうすれば点数が取れるのか、そのためにどういった勉強をすれば良いのか、ということを自分なりに思考し続けて、その結果の勉強でないと、一定以上の点数は取れないものだ。指示されるがままの勉強というのは、限度がある。

私の場合、数学を除く教科はテスト前になると「自分だけの参考書」となるようにまとめノートを作っていた。英語ならば英文・和文・単語・熟語を全部書き出す。理科・社会も必要事項、その考え方など、頭に入れるべき事柄は整理してノート化していく。(数学はメモ用紙などでひたすら問題練習。)

そういった地味な作業を全うさせるには、遅くとも2週間前から始めないと間に合わない。妥当なのは3週間前だ。そして学校の自習室、予備校の自習室、と時間ごとに環境を変え、自宅では飽きてしまうのでラジオを聞きながら…という風に自分のテンションをうまくを上げさせながら、テスト勉強に取り組んでいた。

意識が上がれば点数も上がる。これは間違いの無い事実だといえる。