授業のグルーヴ感

神尾塾では私が見誤っていない限り、生徒の立ち位置に沿った授業内容・難易度・スピードとなるよう心がけている。生徒の特性に合わせて扱う科目・教材を使い分け、私が過剰に手を掛けすぎることもなく、また生徒自身がお手上げになることもなく、必要に応じて生徒が自力で辞書を調べたりしながら、トントン拍子で授業と課題が進んでいくことを目指している。

「グルーヴ感」という音楽用語があるが、入塾して大体3ヶ月を過ぎて指導が波に乗ってくれば、グルーヴ感みたいなものが生まれて、クルクルと玉が転がるように授業と課題が前に進んでいく。生徒もそれまでの「勉強に手のつかなかった」状況から脱却して、依頼心も解けていきながら一つのリズムの中で塾での学習が進んでいく。こうなってくれば私自身も気分が良いし、生徒も悪い気はしていないであろう。結果として私が理想とするところの「淡々とした」心境を体験してくれればよいのだ。