脳科学では「RAS(ラス)」と呼ぶらしいが、あることに関心を持った時にそのことが日常生活の中でやたらと目に入ってくる。これを「RAS」と呼ぶ。
※RAS=Reticular Activating System(リティキュラ・アクティベーティング・システム=網様体賦活系)
今まで大勢の中のひとりでしかなかったのに、好きな子を意識し始めたら、その子が目について仕方がない。これまでスパイスカレーなんか興味なかったのに、ある日美味しいスパイスカレーを食べたら巷のスパイスカレーが目につくようになる。そんなことも「RAS」である。
この原理を利用して、点数に関心を持つと点数に関連する情報が目につくようになる。成績表であったり、答案に記された得点であったり、他人の得点であったり。
つまり、点数を意識しないと点数は稼げない、成績を意識しないと成績は伸びないのである。「頑張った取り組みが結果として成績につながる」という考え方も分からないでもないが、それは正しくもあり正しくないとも言える。
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