生徒が「分からない」と言っている時は、答えを教えるよりもヒントを与える方が好ましい。
生徒本人が「自分で考えること」が目的だから、この目的を見失ってはならない。
一方、ヒントの出し方も重要で、あまりヒントを多く出し過ぎると生徒に依存心を起こさせてしまう。
ヒントを出し過ぎると解答に到達してしまうので、結果的に生徒自身が考えないからだ。
「名選手が名監督になるとは限らない」のはよく言われることだが、名選手は完璧な解答を持っているが、指導する相手がそれを再現できるとは限らない。
高学歴の人が指導業に向かない傾向にあるのはそれが原因だ。
0%の理解度を一気に100%に持ち込ませるのではなく、まずは10%、18%、23%…と相手のスピード感に応じて理解度を高めていくことが指導業の要諦。
ヒントを小出しにするのには、そういう理由がある。
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