授業はイリュージョン

本塾では80分を授業時間の基本単位としている。しかし、実際には80分で授業を終えることはまず無い。特に中学生以上は30~40分程度の延長がごく一般的であり、場合によっては4~5時間の長丁場になることもある。

私は生徒の「波動」を随時見ながら授業の進行・内容を最適化している。生徒の発する「気」次第で科目も内容の濃淡も変幻自在に、調整し続けているのだ。だから基本的に神尾塾の授業は「飽きない」と思う。少なくとも「○曜日は英語」のように「形」にとらわれないから、授業が形骸化しない。よって、通い続けていただければ、それなりの効果が出やすいことはこれまでの生徒の推移データを見て頂ければ納得されると思う。

授業時間についても、基本的に「エンドレス」だから、ある生徒がいくら何回も後ろを振り返って時計を確認し続けたとしても、授業が終わらない時は終わらない。むしろそういう時こそ帰らせない。逆に、今日も長くなるのだろうな、と思って覚悟して来塾すると、意外と80分強で終わってしまうこともある。生徒にとっては「あれ!?」と拍子抜けする。

こんなことを繰り返しているうちに、生徒は「時間」というものを気にすることが無意味だということに少しずつ気づいていく。時間を気にしてもしなくても、終わる時は終わるし、終わらない時は終わらない。つまり、時間を気にすることが生徒にとってはアホらしく感じられてくるのだ。「あと5分…」のような時間感覚という呪縛から離れて、本質的に勉強に向き合える

これを、私は「イリュージョン授業」と呼んでいる。見えそうで見えない、見えなさそうで見える、つかみどころの無い、だからこそ飽きない、ライブ感たっぷりで勉強できるのが神尾塾の仕事術のひとつだと考えている。