理論と思考

昨年91歳で亡くなられた日本を代表する建築家・磯崎新(いそざき・あらた)。生前の講演会で聞いた話が印象に残っている。

「建築家が考え抜いてデザインした設計図は、だいたい風水の理論にかなっている」

風水とは家づくりの教科書のことを指すが、磯崎さんは思考を突き詰めれば、理論(真理)の世界に到達することを説いている。

論語には「学びて思わざれば則(すなわ)ち罔(くら)く、思うて学ばざれば則(すなわ)ち殆(あやう)し」、つまり「学んだら考えよ。考えたら学べ」と、学ぶこと(理論)と考えること(思考)の両矢印の関係が大切なことを示している。

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