自分をよく見せたい心理

小学生に多いことだが、あまり雰囲気を緩めすぎると、今まで漢字で書いていた氏名をひらがなで書くようになったり、いわゆる「油断」が出てくる。それまで10段階のうち8程度の力を出していたのが、3くらいにパワーダウンしてしまう。そうなると再び5、8に引き上げるのが難しくなる。

先日書いた「適度な緊張感」という話に関連するが

ある程度の適度な緊張感を教室内に作っておくことで、特に小学生男子の場合には「自分をよく見せたい」と背伸びする心理を誘い出すことができる。すると「ぼく、すごいんだよ。がんばっているんだよ」という、胸をパンパンに張り、背筋をまっすぐに伸ばしてくるような姿を見せてくる。

そういった場面を習慣化していけば、たった一回の特別なものではなく、本人固有の力として8程度の力を安定して出せるようになってくるのだ。

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