「計算力」は非常に大切である。小学生であれば5年生までには小数・分数を自在に使いこなし、6年には整数・分数・小数の四則混合計算が完璧に出来るようになりたい。計算力があると中学生の理科にも対応でき、高校でも理系の選択が可能になる。大学入試センター試験の数学は速くて正確な計算力が大前提である。
計算力をつけるためには、筆算と途中式をしっかり書くことだ。数学の出来ない生徒は、途中式が書けていない。妙なところで式を省略したり暗算したりする。私は授業中『私でさえここまで式を書くのだから、君は尚更もっと式を書きなさい』と言う。
計算用紙は惜しまず、無駄なくらいにたくさん使って欲しい。字も大きく書いて欲しい。どうしても字が小さくなるのなら、1cm方眼のノートがとても役に立つ。1数字を1マスに書かせるのであり、小さい字でゴチャゴチャ書かせないことだ。