読書では漫然とページをめくるのではなく、最終目的を考えながら読む。
例えば「買ったままの積ん読の解消が目的」か、「資料を作成するために要旨を見つけることが目的」か、によって読み方が異なってくる。
前者であれば、斜め読みで全体像をつかみ、今の自分に不要なページは一瞬で通過することもある。あと1時間で絶対に読み終えるぞ、という明確な期限を定めることも大切だ。
後者であれば、一行一行を精読しながらポイントを探って付箋をつける。
このように、最終目的を意識することで必要な時間も労力も異なってくる。
勉強も同様で「テストの最終目的は何か」と考えれば、「点数を取れば親も先生も黙る。だからテストは点取りゲームだ」と思えば、点数を取るためにどう行動すればよいのか、覚えたり解けたりアウトプットすることが大事だと理解するので、「ワークをノートに書き写して勉強しました!」と満足するだけで結果的に低い点数しか取れないような、非生産的な(知的でない)行動は減る。
要はいつだって考える、自分は何のためにそれをしているのか、その最終目的を意識することなのだ。
大人であれば、たまに贅沢な食事をしてみる。例えば贅沢な食事に罪悪感をおぼえるのか、それとも贅沢な食事から自分が得られる情報の豊かさに価値を置くのか。これもまた最終目的を考えることで、意味合いが180度変わってくるし、日常の中にポジティブな選択が見出せるという訳だ。
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