H・F君(中3)のお母さま

先生にお世話になってから丸3年。
前任のS塾と合わせると6年、通わせて頂きました。

苦手だった算数が少しでも理解できれば…と思い、『自宅から近い』という理由だけでS塾へ入塾させました。
しかし、小学校の時は、塾でゆっくり問題を解けば出来ることが、学校のテストでは点数に結び付かない、という状態が続き…
中学生になり、神尾先生にご指導頂くと息子の弱点が明らかになってきました。
問題をしっかり読まない、上辺だけで問題を適当に解いてしまっている、といった面々。そして、数学の中でも息子の解ける問題と解けない問題が明確になり、それを精査し、受験で点数を取れる指導方法に切り替えて下さいました。
苦手な問題を解けるまで時間を費やすよりも、出来る問題で確実に点数を取る方法を取る事で、限られた時間の中でFのレベルにあった内容の勉強をすることが出来たと思います。
Fのレベルを見極め、見通しを立てて下さった神尾先生だからこその指導方法であり、きっと他の塾にいたら、出来ない問題に葛藤し続け、苦しくなっていたことと思います。
なので、Fにとっては入試でも、出来る問題で確実に点数を取る事ができ、志望校にも合格出来たので良かったです。

また、Fは部活にも比重をおいていたので、限られた時間の中で進めていくのは大変な事だったと思います。
でもその日の課題が終わるまで帰れない、という極限の状態を作って下さり、毎回、規定時間をオーバーしてもFに付き合って下さった熱心なご指導には感謝申し上げます。

更に勉強だけでなく、挨拶・礼儀といった基本的な事を徹底的に教えて頂き、本当に有り難かったです。今の世の中、学校でもそこまで教えてはくれないので、事あるごとに何度も『もう塾辞める』と言っていたFですが、終わった今では、清々しい気持ちのようです。
私も先生とのメールのやり取りには、毎回辞書を片手に慎重に打たせてもらいましたが、それも今となっては良き思い出です。

神尾先生との3年間は、親子共々、勉強だけでなく、貴重な経験をさせて頂きました。
宿題をごまかす、乱筆など、ちょっとしたFの心の変化にもすぐに対応して下さり、ありがとうございました。
勉強が不得意なFですが、高校へ行っても、健康な身体で部活を続けながら、ここで培った勉強の基礎はしっかり学んでいけるよう、頑張ってもらいたいと願います。

長文になりましたが、今後の先生のご健康と益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。

(神尾より)
ありがとうございます。
H・F君のお母さまは保育士のお仕事をされていたので、生徒に対する先生の立場、という反対側の視点もお持ちであった。

上記写真はお母さまが毎月の月謝袋に貼り付けてくださった付箋のすべてである。入塾申込書に貼りかえていたら、3年間で両面ビッシリ埋まってしまった。私は恐らく死ぬまでこれを大切に保管するだろう。

旧S塾から教室スペースと生徒を引き継いだのも、3年前のことだ。今年はこの場所で4年目になる。かつての神社社務所に戻るという選択肢はないが、鎌ヶ谷市内でさえも地域性というものが細かく存在することを痛感した3年間でもあった。

H・F君はS塾から引き継いだ最後の生徒であった。彼が習志野高校で春高バレーの生中継に登場する日も、そう遠くはない。がんばれ。

(千葉県鎌ヶ谷市立第五中→市立習志野高・前期合格)