中間・期末テスト後には問題・答案・成績表を持参するように、と塾通信で伝達しているが、ひとつのパターンとして平均点を下回る生徒では、問題・答案用紙に上下逆さまになったものが混ざっている確率が高い。
どういうことかと言うと、
数学、英語、理科などの問題・答案用紙の向きが「↑↑↑↓↓↑↑↑↑↓↓↓↑↑」という風に上下バラバラなのだ。
大人でも紙幣の向きが上下表裏バラバラに混ざっていても気にしない人がいるが、それの中学生版といってよい。
紙幣であれば、上下表裏がバラバラでは一万円札なのか五千円札なのか千円札なのか、見た目の区別がつきづらいから、向きを揃えた方が合理的である。これは几帳面とか真面目とかではなく、短時間で正確にピックアップ出来るかどうかの合理性の問題なのだ。
先の問題・答案用紙に戻るが、
上下バラバラでも気にしない生徒は、まず自分が問題・答案を活用しないことと、そもそも問題・答案用紙自体を見ていない(見る力にも関係してくる)。他に、自分の問題・答案を他者が見た時に相手に手間を掛けさせるなあ、という想像力や思いやりが弱い。
このように結局、勉強は勉強だけで成り立つのではなく、生活そのものと密接に関わっている。反対に言えば、勉強を通して生活を学ぶことが出来るとも言える。
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