勉強が苦手とされる生徒の中に、芸術家タイプがいたりする。
芸術家タイプの生徒は、感覚優位で内部エネルギーが強く、外からの情報を吸収するのが苦手だったりする。
彼らは将来的には事務的なデスクワークよりも手先を動かす仕事、またはデザイン・アート系の感性で進める仕事に向いているが、学生時代は問題文を読まずに自分の思い込みで答えようとしたり、順序立てて途中式を書くことや、論理的に情報処理することが不得意である。問題文をジッと眺めて、天からポンと答えが下りて来るのを待つ「イタコ型(青森の恐山になぞらえて)」の思考回路でもある。
問題文を読まないので見本を真似することも苦手で、隣にある例題を真似して解く行為もスムーズにいかない。こういった生徒においては「学ぶ=真似ぶ」を前提とする従来型の勉強に向かないので、学校の授業やテストでも苦労が多い。
ただ、それが人格を否定されるほど駄目な事かと言えばそうでもなく、恐らく世の中がサバイバル状態になった時に最後まで生き残るのは、そういった他人の真似をせずに自分の直感を信じて我が道を行くという、内部エネルギーの活発な、つまり生命力の強い子だと言えるだろう。
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