美しいノートを極めた高校生、その後

先日、ラジオ番組を聞いていたら、シンガーソングライターのあいみょんがゲストで出ていて、高校時代に「先生の板書をどれだけ美しくノートに書き写せるか」に執念を燃やして、勉強内容は全く分からなかったという話をしていた。

結果、高校で留年したらしいが「あいつは授業中いつも熱心にノートを書いていたのに、なんで留年するのか?」と同級生は不思議に思ったようだ。あいみょんが言うには「自分は勉強内容ではなく、美しいノートを作るために授業を真剣に受けていた」と。筆箱に大量の色ペンを入れて。

そういう人物が十数年後にミュージシャンとして大成しているのだから、こういった授業との付き合い方も充分アリだな、と私は思った。

結局、ノートをまとめる力、構成する力がそのまま音楽で生かされている訳で、周囲の「勉強しろ」とか「成績がどう」とか正論系の雑音に惑わされず、自分の気が向く方向性を基盤とした方が、長い人生から見たら最良の道なのだろう。

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