学習塾におけるコピー用紙の選び方

生徒が使用するプリントにどういったコピー用紙を選択するか。
とても重要なテーマである。

当塾では現在、これらを使用している。

◎通常のプリント用(普段使い)
ASKUL スーパーエコノミーJ(白色度 約87%)

◎連絡ファイル用(やや高級)
ASKUL セレクト ホワイト スムース(白色度 約93%)

ポイントは「白色度」で、白色度が高くなるほど白くなるという意味。

まず、白色が強すぎると目が痛くなってしまい、生徒の目が疲れてしまう。
したがって、白色度を極力抑えたものを使う。白色度87%はASKULの中では低い方だ。

ホームセンターでばら売りしているような特価品のコピー用紙は勧めない。
安い紙は書き心地が悪いことでグラフへの書き込みなど、細かい筆致にストレスが掛かる。もう一点は、安い蛍光剤を使用しているためか紙が青白く見えて、更に目が痛くなること。近年はLED蛍光灯への置き換えも進んでおり、LEDでさえ目が痛いのに、LEDの照射した青みがかった紙を見ることで目の疲れに拍車がかかる。

といった理由から、当塾ではコピー用紙はケチることなくASKULの一定品質の紙を使っている。

白色度については大塚商会「たのめーる」の一覧がわかりやすい。

当塾が移転前に使用していたのは、やはりこの中の「タイプJ」(白色度81%)。たのめーるは配送時間が細かく指定できないため、大阪に移転してからは使っていないが、塾での使用においては最適な用紙だったと今でも思っている。

再生紙は先の表から
「タイプJ」厚み 0.089mm
「R70」厚み 0.092mm
と、厚みが増すので生徒が折りたたんだ時にプリントの束が膨らみやすくなる。したがって、運ぶ効率が落ちるので再生紙は採用しない。再生紙の方が値段が高いこともある。

ということで、
コピー用紙ひとつにおいても、根拠をもって選択している。