気分を上げる方法

社会人がスタバで仕事をするのは、別にコーヒーを飲みたいからではない。ましてスタバの強いコーヒーなんて一杯飲んだだけでもお腹タポタポで満腹になる。

そうではなく、周囲から見られる緊張感。人は誰でも他人の前で格好をつけたい。良く見られたい。だからおしゃれなスタバで頑張っている自分を演じて、その陶酔感で自分に仕事をさせるのだ。

社会人でさえそうなのだから、学生は更にどうなんだ?という話である。

仕事の出来る人というのは、先天的に物覚えの良い人、つまり偏差値の高い人も含まれるだろうが、そうとは限らず、自分の気分を高めるのが上手な人のことではないか。

私自身が仕事ができるかどうかは自分では評価できない。
しかし、私が少なくとも高校時代には意識していたのは、「どうすれば勉強の気分が上がるのか」ということ。

勉強そのものよりも、むしろその方を考えていたような気がする。

具体的に言うと、私自身の度重なる塾通いの経験から、「チョーク」にやたらと詳しかった。そもそも先生業にあこがれていたのもあるだろうが、はじめは浦安の市進学院という大手進学塾に通っていた時。先生がダストレスチョーク(日本理化学工業)の箱に右手を突っ込んで、ウレタンに挟まれた新品のチョークを2本スッと抜き取る。

チョークを包むウレタンの擦れる音はスッというよりは「キュキュ」である。この音に快感を覚えた。この強烈な印象が自分を「チョーク」好きにさせた。今でも当塾が黒板にこだわっているのは、それである。

私は高校生の時も、勉強の気分が乗らないとベニヤ板に黒板スプレーを吹いて作った自作の黒板にチョークで書きながら問題を解いていた。

このように、マニアックな所業も含めて、自分の気分の上がる方法を自分なりに考えればよいのである。道具というのは、そのためにある

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