逆のことを考える

学校が再開し、生徒の様子に変化が出ている。明らかに体力を消耗していることが分かる。
3月から5月にかけては精神的な窮屈さのストレスによる消耗。6月からは体力の消耗。どちらにしても消耗するので、どのような状況であれ<淡々と>いつもの仕事を続けることが大切である。その様な気持ちを「恒心(こうしん)」という。

さて、当塾では学校が薄い時は塾を濃い目に。学校が濃くなったら塾を薄めに。これバランス感覚で、「中庸(ちゅうよう)」という。

高層ビルの上階には制震装置が入っていて、建物が左に揺れたら、装置が右に揺れることで建物の中心軸からのブレを最小限に抑えようとする。これもひとつの「中庸」だ。

学校が休校の時に塾も休塾し、学校が本格再開して塾も本格再開というのは急激に生徒を苦しめるだけで、心身の消耗と共に免疫力を低下させ、これまた逆効果になってしまう。