口頭で指示をする時は、何度も繰り返すことが重要だ。言った側は一回言えば相手に伝わると思っているが、実際にはほとんど相手に伝わっていない。
だから、指示をする時は何度も繰り返す。ただし、こちらが同じことを何度も言うだけでは相手は「うるさい」と感じてしまう。
私「18ページの3番を解いて」
生徒「はい、分かりました」
これだけでは相手にほとんど浸透していない。「浸透」・・・大切なキーワードである。
私「同じことを言ってみて」
生徒「えーと…」
このように復唱させる機会をつくる。そして、一旦別の話題を短く挟んで「忘れそうになるトラップ」を仕掛けて、再び・・・
私「何ページの何番だったっけ?」と、問い掛ける。
このように、浸透させる作業は骨が折れる。しかし、骨を折らなければ相手には浸透しない。自分が一回言ってスッキリするのは自己満足でしかない。
「自分の発言を相手に浸透させたい」・・・この「浸透」の心がけをもって相手に向き合うことが大切だ。
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