読む根気のある者が勝つ

成績の上がりやすい生徒、上がりにくい生徒を比べてみると
「読むこと」に対して根気が続けば前者。「読むこと」に対しての根気が続かなければ後者といえる。

後者には二種類ある。

◎芸術家肌(アーティストタイプ)で独自の世界観が強すぎる場合は、内なる精神世界(インナーワールド)が充実し過ぎているため、外界に対してバリアを張り、外からの情報を吸収することが得意でない。また外からの情報はじっくり吟味することなく、瞬間的な思い込みで自分の都合のよいように解釈してしまう。客観的な情報の把握が苦手。

◎考えることが不得手なタイプで、一つひとつの意味を解釈しながら進めることが苦手。表向きに問題を解いているように見えて、目線と思考は問題文の上を空滑りしてしまっている。

特に「考えることが不得手なタイプ」に対しては、教材のレベルを下げる、文章量を減らすことにより、負荷を軽減しながら自力で読む習慣をつけなければならない。

ということで、これらの対極にいる「読むこと」に対して根気が続く生徒。これは、将来有望である。