■アクセス
大阪メトロ今里筋線の新森古市駅から徒歩5分。他に、長堀鶴見緑地線の今福鶴見(徒歩15分)、京阪電車の関目(徒歩15分)、谷町線の関目高殿(徒歩18分)も利用可能。
■歴史
1877年(明治10)4人の修道女が神戸で孤児養育を開始。1884年(明治17)には西区川口町で信愛女学校が開設された。現在地には1932年(昭和7)に移転。1944年(昭和19)に附属幼稚園を開園。
1952年(昭和27)には小学校を開校、1959年(昭和34)には短期大学を設立。長らく女子校であったが、2022年(令和4)に中学・高校を共学化。同時に大阪信愛学院大学を開学した。
■信愛の一環教育
幼保連携型認定こども園、小学校、中学校、高校、大学。5つの学校園が一つのキャンパスに集まっている。
私が訪れた際、中高生が出入りする西門から水着を着た幼稚園児がゾロゾロと出てきて、片手を上げながら横断歩道の先のプールに向かう姿が何とも微笑ましかった。
■系列校
本校はカトリック・ミッションスクールとして、熊本信愛女学院、久留米信愛女学院、和歌山信愛女学院を系列に持つ。
■コース
◎中学
スーパー文理コース
学際コース
◎高校
特進コース
総合進学コース
看護医療コース
→今年度の中学1年の男女比は15:26(計41名)
→41名のうち、付属小学校からの内部進学19名、外部からの入学22名
■大学進学
2024年度で国公立大学10名、私立大学のべ293名が合格。
うち大阪大1名、大阪公立大1名。関西大11名、関西学院大9名、同志社大1名、立命館大5名、京都産業大5名、近畿大18名、甲南大1名、龍谷大24名。
総合進学コース・看護医療コースの半数が指定校推薦を利用。
■共学化の効果
2022年度→215名
2023年度→233名
2024年度→278名
2022年の共学化以降、入学者数は増加傾向にある。
■入試について
中学入試はA日程を推奨。B日程での合格者数は少ない。
2025年A日程は48名受験のうち40名合格、B日程は19名受験のうち4名合格。
高校入試は専願:併願の比率が181:266、特進コースは各科65点、総合進学・看護医療コースは各科50点が目安。
■校内見学
説明会終了後、校内見学をさせていただいた。
◎チャペル
学園内でも異世界、マリア像がたくさん並ぶ重厚なチャペル。この場所で結婚式を挙げる卒業生もいるようだ。
◎図書館
地下1階から地上5階まで、20万冊の蔵書をもつ図書館。カウンターで小学生が本を借りる横で高校生が自習をしているという、本校ならではのダイナミックな風景が見られる。
◎本館
昭和初期に建てられた本館。昔のミッションスクールの面影をそのまま残すクラシカルな校舎。職員室や信愛グローバルコモンズ(英語教育の場)として現役で活用。本校を訪れたら、この建物を歩いてみよう。
◎体育館
モダニズム建築といってよい、荒々しいコンクリートの柱が印象的な体育館。
◎食堂
体育館の1階にある食堂。テレビ番組「劇的ビフォーアフター」の題材として、現在は木のぬくもりを感じる森のような食堂にリニューアルされている。こちらも大学生と中高生が入り混じって食事中。
■その他
生徒指導の森先生に校内見学を案内いただきながら、その他のお話を伺った。
スマートフォンは登校から下校まで学校で保管。昨今、巷で起きている盗撮事件などもあり、スマホの扱いは慎重に行っている。男女交際については、昔のように禁止はしていないが、手をつなぐなどを学内で発見した段階で複数の先生が取り囲むようにしているとのこと(笑)
留年は基本的にさせないようにしているが、今年度のみ2名発生。他校に転出するケースもあるが、今回はそのまま下の学年に在籍している。まずは留年自体を起こさないように、留年の懸念のある生徒に対しては長期的なフォローを施しているということだ。
■感想
穏やかな空気が流れ、古き良き時代を感じさせる学校。
校舎の東側には梅田のビル群、西側には1km先に鶴見緑地。そして周辺は住宅街と、教育に最適の立地。先生方は真面目で誠実な印象を受けた。
校名のシンボル化であったり、ブランディングを導入したらもっと映える学校になると僭越ながら思う。
説明会の中で2人の生徒が登壇する場面があり、ひとりは中3男子で探求学習に関連して「現代における読書の意味」をプレゼンテーション。
もう一人は高1女子で特進コースに入学した感想を述べていたのだが、もちろんこういった場面で学校側が登壇させる生徒は学校の中でも看板的な立ち位置にいる者であることを私は理解しているつもりだ。
それにしても今回登壇した生徒はあまりに上品で、凛々しくて、表情、発声、どれをとってもため息の出るような素敵さだった。
こういった生徒が入学し、巣立っていく学校であることは本校を象徴するものだと強く感じた。やはり、学校は直接訪問して初めてその魅力が伝わるものだと改めて痛感した。
印象深き学校訪問だった。
(2025年7月10日訪問)
