因数分解をラーメンで考える

6という数を素因数分解すると「2×3」となる。ここで「2」「3」のことを因数という。

数字の場合は素数(それ以上分解できない数)に分けるから「素因数分解」で、文字式の場合は「因数分解」と呼ぶ。

ここにラーメンがある。

ラーメンには麺、水、しょうゆ、メンマ、ネギ、チャーシューと材料が必要だ。ラーメンはこれらの材料を「たし算」した結果と言えるが、スープと麺が織りなすハーモニーもある。そういう意味では「かけ算」の成果ともいえる。

相手の理解度に応じた方便で説明する。

「因数分解」を初めて学ぶ生徒に説明するときに、「ラーメンを材料に分けて、因数とは材料のことだよ」と言ってよいのではないか。