学年に関わらず、数学のコツは「書き込む」ことだ。途中式ならば一つひとつの過程を順序立てて書く。関数などの図は大きく描き、座標や線分の長さなど知りうる情報を全て書き込む。
数学は「情報処理」の科目なので、頭で考えるというよりは、ひたすら紙の上に書き出して、紙の上で論を進めていく。紙の上で鉛筆と紙に考えさせる、と言った方が適切かもしれない。大体の場合、計算ミスの多い生徒、数学の苦手な生徒はやたらと頭で考えようとするから、自分でも何が何だか分からなくなり、結局は上手くいかない。
とにかく「書け」ということだ。数学のうまくいかない生徒は、大体この辺でつまずいている。