教育界に携わって10年以上が過ぎた。
振り返ってみれば、当初は感覚的に生徒の心境に近かったから宿題なんてほとんど出さなかった。出すのは「かわいそう」と思っていたから。年月が過ぎ、今では厳しくても必要量を与えている。私は、塾に来てくれている生徒一人ひとりに何かお土産を持たせて卒塾させたいと願っている。単なる時間稼ぎ、気休めの塾ではいけない。学力だけではなく精神面も含めて「神尾塾に行ったから、一つ成長点が見い出せたんだよね」と本当の意味で有意義な、価値のある時間を生徒一人ひとりに提供したい。だから、必然的に厳しくなる。
生徒が少しでも油断・怠け・マンネリを見せれば私は机を叩いて怒ります。しかし、授業は真剣勝負。絶対によくなる確信があるから怒る時は怒るし、厳しい授業内容であっても自信をもって厳しくします。
人生は有限です。誰もが「死」という100年以内に発動する時限爆弾を平等に抱えています。今、成長をしなければいつ成長するのですか?成長は死ぬまで続きます。毎日が真剣勝負。日々豊かに、後悔のない生き方を生徒一人ひとりにしてもらいたいと心から願っています。