成績の伸びは国語力で決まる

学力をはかる目安としては、小学生の学力経年調査(大阪市のみ)、中学生のチャレンジテスト(大阪府)が適している。

さて、成績が伸びやすいタイプは、国語の得点が他教科よりも高い。このタイプは基礎的な読解力があるから、文章の意味を理解できる。だから各教科にわたって成績が伸びやすい。

一方、国語の得点が他教科よりも低い場合、まず文章を読むことが苦手なので、文章の意味を理解できずに各教科で苦戦する。

こういう言い方もできる。

「文系教科が理系教科よりも得意(文系>理系)」の場合は、成績が伸びやすい。
「理系教科が文系教科よりも得意(文系<理系)」の場合は、数学など特定の技能に強みが偏るため、バランスよく伸ばすよりも得意な部分にしぼって伸ばす方が向いている。

ということで、低学年のうちに読解力をつけておくことが大切で、やがて得意・不得意の傾向が明らかになってきたら、弱みに対してフォーカスし過ぎず、強みを伸ばす取り組みに切り替えることも大切である。