自由が丘学園高校(目黒区)

生徒の進路に関係する学校は出来る限り出向いて情報収集するよう努めている。東急東横線自由が丘駅下車徒歩10分弱、自由が丘学園を訪ねてみた。

さすがに自由が丘は上品な街だ。駅から学校までの歩道は狭いが、ブランド系ショップやABCマートの独立店舗など歩いているだけでも楽しく、さすが目黒、さすが自由が丘。よって、学校も先生方は上品な印象を受ける。東京東部および千葉の学校はつくづく「田舎」だと思った。

昭和5年創立で82年目。生徒支援・進路支援・学習支援ということで、とにかく面倒見の良さを大切にしている。校訓「人に親しまれ、信頼される人間になれ」、教育方針「常に他人を理解しようと努力しなさい」「分別を持ち、継続する力を養いなさい」という言葉は、ストレートであり人生の根本を真正面から説いているので好感が持てる。

勉強は苦手だが都立へは行かない、ということで落ち着いた環境を求めて「避難」して入学してくる生徒が多いように感じた。生徒の印象は大人しく、「勉強はともかくとしても、君たちいい奴じゃないか!」という生徒の集まった男子校だ。