先日、広島の研修会で興味深い話を聞いた。
卒業祝いに「現金」と「GOLD」、どちらを子ども自身に選ばせるか、という話。
現金もGOLDも、渡す時点で同価値の分量(コインサイズ)とする。
現在はGOLDの価格がどんどん上昇している。GOLD自体の価値は不変なので、GOLDの価格が上がるということは相対的に日本円の価値が低下していることを意味する。
もらう側として「現金」は目先の利益になるから嬉しいが、今後の価値は目減りしていくことになる。一方「GOLD」をもらえば、すぐに欲しいものを買ったり目先の利用価値は低いが、GOLDは持てば持つほど価値が上がっていく。
つまり、長期的には「GOLD」をもらっておいた方が正解となる。
これを子ども自身に選択させることによって、猛烈なマネー教育を「自分事」として受け止めさせることができるという訳だ。