食事の時、私は温度の低いものを先に食べ、後半に進むにしたがって温度を上げていく。
例えば、「刺身」を食べてから「味噌汁」を飲む。「味噌汁」を飲んでから「刺身」を食べると、刺身を味わう舌の感覚が麻痺しているのが分かる。
これは、舌の感覚が敏感なうちに温度の低いものを繊細に味わい、次第に食品の温度を上げて、舌を刺激して味わう領域を広げていくのである。
低い刺激から高い刺激に移行していくアプローチと言ってよい。
恐らく、アナログ教材とデジタル教材にも同じことが言える。アナログ教材が低刺激とすれば、デジタル教材は高刺激だ。
例えば、「読書」をしてから「YouTube」を見ることは出来る。でも、「YouTube」を見てから「読書」するのでは集中力が持たなくなる。
それは、「読書」にくらべて「YouTube」は光と音の刺激が強すぎるからだ。
このように、刺激の低いアナログ教材から、刺激の高いデジタル教材に向かって順序をつけていくことが大切だ。