指導方針

当塾の考え方

不器用な子に光をあてる

日本人の高学歴化がすすみ、塾・予備校だけでなく、公立・私立高校も、大学合格実績を激しく競う時代に入ってきました。

実際に、大学進学に力を入れている学校に人気が集まり、そうでない学校は時代の流れに取り残される傾向が顕著になっています。

しかし、それならば
全員が東大に、京大に、難関大に進学するようになれば良いのか

合格者数を競う価値観は分かりやすく、塾・予備校の受験産業も商売である以上、基本的に数を競う考え方です。

すると、
結果を明快に出せる子が評価され、結果を出しづらい不器用な子がその陰に隠れます

塾・予備校でいうなら
結果を出せる子が塾のメインターゲットであり、そうでない子は、授業料を支払い続けてくれる「お客様」になります。

この割り切った考え方でないと民間企業である塾・予備校は経営していけません。だから大手進学塾はこの考え方でよいのです。

当然、この方式で頭角をあらわす子もいるわけですから。

当塾は
この「結果を出しづらい不器用な子」に光を当てて、一歩ずつじっくり結果を出させます

結果を出しづらい不器用な子ほど、隠れた感性、隠れた能力、隠れた特質をもっていることが多く

基本的にそれらを大人たちから見抜かれないまま学年を重ねてしまっています。

だから、当塾では
そういった子を時間をかけて観察・分析し今抱えている問題は何か、どういう勉強をすればよいのか、適する進路はなにか、的確を目指して処方箋を打ちます

一人ひとりの能力・方向性によって指導は変わる

人々の興味や関心が多様化するなかで、型にはめる画一的な教育手法は完全に時代遅れで終わっています。

世の中に1:2、1:3をうたう個別指導塾はあふれていますが、それは数十名の集団授業の人数がたまたま2人、3人に減っただけで

本質は「型にはめる」集団授業です。

当塾はお子さまを「型にはめる」のではなく、お子さまという型に塾が寄り添います

したがって、すべての生徒をバラバラにして、一人ひとりに対して全く異なる指導をします

これが本当の個別指導であり、ひとりの師匠が弟子の能力・方向性に応じて指導の手を変えていた、という江戸時代の寺子屋教育の現代における再現でもあります。

なぜ家庭教師ではなく、塾なのか

当塾は異なる学年、異なる性質、異なる方向性の生徒たちが机を並べ、同じ空間で勉強をします。

中学生が因数分解の問題を解いている隣で、高校生が微分係数の講義を受けています。

小学生が国語辞典でことばの意味を調べている隣で、中学生が工業高校で得られる資格の話を塾長としています。

ここで、他では得られない猛烈な刺激が一人ひとりの生徒に得られます。

これが、個別指導を家庭教師ではなく塾に求めるべき最大のポイントです。

家庭教師は、自室に先生を招くため、生徒がその部屋のボスになります。

先生はアウェイの立場で、その部屋に入るわけです。現代は先生と生徒の間に壁を設けない、友達感覚のスタンスが好まれるようですが、この緊張感のなさ故に、高い確率で家庭教師は失敗します。

信なくば立たず

当塾は2007年に創業し、これまで200名近くの生徒を世に送り出してきました。恐らく、他塾に比べて少ない生徒数でしょう。それは、それだけ一人ひとりの生徒・ご家庭と長年濃いお付き合いを続けてきた証でもあります。

さて、「合格すること」はひとつの目標であるけれども、その手前の、今ここで学んでいること自体が目的であってほしい。そう願ってきました。

きちんと時間をかけて宿題を解いてくること。これも「誠実」を学ぶひとつの人生勉強になります。

字を丁寧に書くこと。これは相手に対する「思いやり」への学びになります。

机の上の消しゴムのカスをまとめること、椅子をきちんとしまうこと。これが「道具を大切にする」心を育てます。

このように見ていくと、
塾で過ごすあらゆる一分一秒が人生そのものの学びであり、あいさつが、礼儀が、と表面的な繕いだけではない奥深い学びがこの通塾で得られるのです。

論語に「信なくば立たず」ということばがあります。

社会人になって、顧客を獲得できるビジネスマンの条件は「信」です。信用、信頼、誠意を身に沁み込むように育てられるのは、小学校、中学生、高校生と年を重ねるにつれだんだんと難しくなります。

「勉強を習いに来たのに、字をきちんと消せなど、なんでそんな細かいことで注意されるのか」
入塾当初はそういう疑問を持たれるご家庭もおられるようです。細かなミスの多い子は計算ミスや問題の読み飛ばしを起こしやすく、結果として受けた授業ほどに学力が身につかない、ザルの状態になります。

そういった根本の原因に手を入れてこそ、本当の「指導」であり、結果を手に入れることができるのです。

人を見て法を説く

当塾には、幅広い学年の子どもたちが通います。

そして、
「高い進学を目指す受験勉強」「大人になってから自立して生きていけるように、日々の学習から進学・就職を含めた進路の相談」「部活動をしながら、勉強との両立をまもるための通塾」「不登校など、これからへの不安と心配につぶされそうな想いで問い合わせた方」

このように、さまざまなきっかけ、さまざまなご家庭がおられます。一人ひとりにじっくり向き合い、次へのステップのお手伝いが当塾にできるものと確信しています。

学年ごとの指針

下記は、基本的な方針です。実際にはお子さまによって柔軟に対応します。

私立中学受験を希望する小学生

「基礎学力づくり→6年生までの速習→受験勉強」の大まかなステップで私立中学受験に対応します。基礎学力づくりでは、「整数・小数・分数の四則混合計算」「読解・語彙・漢字」に注力、速習で6年生までの新出単元を4科で先取り、受験勉強では模試・過去問と連動して入試問題の実戦力を身につけます。

【回数の目安】4年生まで80分×月8回、5・6年生で80分×月12回+春夏冬増設各12回
【使用教材例】くもんの小学ドリル、栄光ワーク、日能研ベストチェック、中学入試の攻略、新演習etc

公立中に進学する小学生

お子さまの学力に応じて「計算・漢字・読解」「学校の準拠」を段階的に肉付けしていきます。時間が経つと忘れてしまう社会科の基本用語、パズル教材として「数独」を合間に取り入れることでマンネリを起こさず集中して楽しく勉強に取り組めます。「数独」では短期記憶・視野の拡大・気づきの力・バランス感覚を養うことが出来ます。

【回数の目安】60分×月8回+夏冬増設各4~8回
【使用教材例】脳を鍛える大人の計算ドリル、陰山メソッド、くもんの小学ドリル、栄光ワークetc

私立中学に通う中学生

学校の中間・期末テスト対策と内部進学に照準を合わせます。さかのぼり学習から先取り学習まで進み方は自在です。

【回数の目安】80分×月4~8回
【使用教材例】学校で使用している教科書・問題集etc

公立中学に通う中学生

数学と英語はピラミッド型教科で土台ができていないと上に積みあがっていきません理科と社会は縦割り型教科で、苦手なところだけ補えばよいです。このように、教科によって取り組み方が全く異なります。

入塾時は数学と英語の遡行学習から入るパターンがほとんどです。遡行学習とは、分からない地点までさかのぼるということです。数学が苦手な生徒は小学校の計算に戻ることもあります。ただ、戻り過ぎてダラダラと時間をかけるのも問題なので、程度に応じて先に進みやすくなるよう塾が上手に導きます。中学の単元では「正負の数」「文字式」「方程式」「式の計算」「連立方程式」と計算単元を最優先に強化し、そこに「角度」「関数」を肉付けします。当塾の生徒で数学の苦手を脱出する生徒が多いのは、この遡行学習の手順がうまくいっているということです。

英語は「be動詞」と「一般動詞」に戻るパターンが多いです。通知表で英語4以上を取っている子でも、基礎があやふやで、その後は何となく勘で乗り切って今日に至っているパターンは少なくありません。長文読解も英作文も「強い文法力」が土台です。三歩進んで二歩下がる、の勉強法でローラーを踏み固めるように反復学習をしながら、記憶の引き出しを養い、生半可に崩れることのない文法力を身につけます。

国語の現代文は、当塾では扱う頻度は少ないです。なぜならば、国語読解に力を入れるべきは小学生であり、小学生で国語読解を徹底的に重視して扱うためです。中学生では国語読解に時間を割いている余裕はなく、英文法に比重を置いているのが実際です。中3では模試対策を中心に現代文もしっかり扱います。(尚、国語のできる生徒は他教科もできやすい国語の弱い生徒は他教科も伸び悩む傾向が中1から顕著に出てきます。なので、小学段階での読解力の養成は非常に大切です)

国語の古文・漢文は中3の模試を扱う段階で多く時間を割き、古文・漢文解釈に力を入れます。作文は夏期講習の特別講座「作文講座」で基本的な作文法を学び、表現力を磨きます

理科・社会は英語・数学に一定の達成が見えた生徒から順次導入します。ベーシック教材で基本的な用語・パターン問題に慣れ、模試で応用力を身につけます。記憶だけでは太刀打ちできない新傾向の資料問題にも対応します。

五ツ木or大阪進研模試は中3で基本的に毎月受験していただきます。そこで様々なパターンの問題をこなし、実戦力を身につけます。当塾の生徒が成績を伸ばしやすい秘訣は、「基礎的な学習」と「模試の実戦練習」を双璧にしているためです。

<定期テスト(中間・期末)について>
「定期テストのために勉強をする」のではなく、「身につけるべき学力を身につけて、その結果定期テストを受ける」が正統の流れです。したがって当塾では、テスト前になって塾で何時間も缶詰になるようなテスト対策はしていません。テストに関わらず、普段の通塾を大切にして、その上でテスト勉強をきちんとして結果を出す、という姿勢を学ばせています。

【回数の目安】80分×月8回+夏冬増設各8回程度
【使用教材例】新中学問題集、強化と対策etc

高校生(数学限定)

高校生は数学のみとなります。中学部からの継続通塾が基本になりますが、場合によっては高校生からの入塾をお受けする場合もあります。ただし、最も頭の柔らかい時期は中学生までで、高校生になると頭が固まり始めるため、高校生になって初めて通塾して、そこで遡行学習(さかのぼり学習)をするというのは無理が多いので、あまりお勧めはしません。お受けしない訳ではないですが、苦手は中学生のうちに潰しておくべきです。

高校生は学校の進度に完全準拠します。数学の安定している生徒は先取り学習で学校よりも進んで新出事項を学びます。この流れでテスト前に反復時間がたっぷり確保できるため高得点が取れます。

【回数の目安】80分×月4回
【使用教材例】スタンダード数学、チャート式etc

不登校の悩みを抱えるご家庭の方

当塾では中学校全休などの不登校の悩みをお持ちのお子さまも多数扱って参りました。不登校でこれからが見えない方へ。全休からの脱出、ありのままに寄り添う。さかのぼり学習から学年に応じた勉強、進路のご相談まで何か突破口が開けるかもしれません。ご一緒に道をひらきましょう。一例としてこちらをご覧ください。

発達の悩みを抱えるご家庭の方

WISC(心理検査)全検査スコア65以上を目安に、発達の悩み・学習障害の悩みをお持ちのご家庭はご相談下さい。
当塾に向いている方は、「発達の悩みを持っているが、特別支援学校(職業コースも含む)には行きたくないor行くまでではない、しかし普通学級に進学するのもハードルが高く感じる」という、いわゆるグレーゾーンに置かれているケースです。WISC未受験の方には場合に応じて機関をご紹介します。お子さまの状況を総合的に把握しながら塾が適切に日常の勉強・学校の課題の処理・進路の検討・日頃のモチベーションUPをお手伝いし、「自分の力で食べていける社会人になるために」将来への希望を切り開きます。
※多動傾向の強い方、安定した通塾・塾内での学習が困難な場合はお断りすることがあります。

その他不安をお持ちのご家庭の方

生活保護を受給されているご家庭など、他人に言いづらい状況をお持ちの方も、ご家庭・お子さまに「何とかしたい」という想いがあれば、行政支援のご紹介も含めて、出来る限りお力になりたいと考えています。

ベーシック教材について

当塾では、生徒が自分の手で調べる・考える、という過程を極めて大切にしています。自分が自身で得た答えが本当に身になるものであり、他人から受け身の形で与えられたものはすぐに忘れてしまうからです。

そのため、必要な辞書と小型問題集(ベーシック教材)を常に持参し、分からないことはまず調べる、どうしてもわからないものは質問をする、という二段構えにしています。困ったら先生が口に餌を放り込んでくれる受け身の姿勢ではなく、自分から答えをつかみ取る主体性を学ぶことができます。生きる力がここで学べるのです。

ICTへの対応

古文に「鵜飼い」の話が出てきました。生徒が「鵜飼い」を知らない。どうするか。
こういう時に、塾内の端末で即座に映像を確認する、というピンポイントのICT(情報通信技術)活用をしています。基本的には手に鉛筆、書くのはノート、調べるのは辞書と問題集。しかしリアルに映像で見てしまった方が皮膚感覚で理解できるものは映像をどんどん見せます。ICT教材の業者がずいぶんと増えてきましたが、このあと数年以内に淘汰が始まるでしょうし、当塾のアナログ・デジタルのバランスが当塾においては適正かと考えています。

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