【概要】
◎多数の生徒が国公立大学に進学
78期在籍者数344名のうち、国公立大学合格者数148名(全体のうち43%)
京大:合格4/出願22、阪大:合格19/出願56、神大:合格18/出願49
京阪神50名合格が例年の目安
一部の成績上位者が平均を上げているのではなく、個々の生徒が実力を発揮している
※78期進学先
国公立大 135名(医学部医学科2名→広島大、琉球大)
私立大 118名(関西28、関学15、同志社22、立命館19、近畿14、早稲田1、慶応1、青学1)
海外大学 1名
専門学校 3名
浪人 87名(京大・阪大・神大を除き現役志向)
◎令和5年度よりSSH(スーパーサイエンスハイスクール)第4期の指定(文部科学省)
◎大阪府よりGLHS(グローバルリーダーズハイスクール)の指定により文理学科を開設
→GLHS合同の取り組み(行事)が多く、受験生としてはまず文理学科10校のうちに入ることが大事
【スローガン】
ルール・制限・今ある資源のなかで「自由に創造する」
(=責任の伴う自由)
【本校とは<ミスマッチ>な生徒像】
◎自由奔放に好きなことばかりできる
◎勉強は二の次で、キラキラした高校生活を送ることが第一!
◎大学進学に必要なことだけやっていたい
(→本校は探究・部活動も大切にしている)
◎「高津高校という環境」が自分を変えてくれる
【制服】
制服なし、標準服もなし、頭髪規制もなし
→特に2年生は女子生徒を中心に茶髪にする割合が多い印象。
【体験型進路学習】
◎職場訪問→1年7月(5日間)
◎研究室訪問→2年11月(4日間)
【頑張りたい子をほったらかしにしない】
◎定期考査や模試を中期目標に頑張る⇒その先に大学入試がある
◎1年次に学習合宿(4月下旬、大津のプリンスホテルにて)
→新入生の関係構築の役割も
◎1年次の土曜講習は必修
◎2年次の土曜講習も360名中300名受講
◎その他春期講習、夏期講習、共通テスト前講習など大学別の講習が充実
【自習室の解放】
毎週月曜・水曜・木曜・金曜 20時まで
→塾に行かなくても学習の質と量を確保できる
【サイエンスツアー】
台湾3泊4日、種子島・屋久島2泊3日
【外国語運用能力の向上】
語学研修(シンガポール1週間、アメリカ1週間ほか)
少人数講座(台湾・フィリピン・韓国とのオンライン交流会、高津で英語漬け1日、英語or韓国語講座、サイエンスフォーラム)
【諸費用】
高津の1年生でかかる費用(R8年度実績)267,780円
→授業料118,800円は就学支援金・府の授業料無償化制度で免除のため
→上記はどこの私立でもかかる費用
【部活動】
部活動加入率85%(18時終了)
【本校が求める生徒像】
◎探究心があり、次代のリーダーとなる気概がある
◎自ら考え、行動しようという意欲がある
◎目標達成のため、学業に真摯に取り組める
【その他】
◎文理学科10校の教育レベルが高い。授業に力を入れている。
◎授業中立ち歩いて生徒が相談したり話をすることを可としている。
◎入学した生徒から「思っていた学校と違う」と言われる意見も多い。
◎食堂は生徒が開発したモバイルオーダーが可能。(教室で注文して食堂に食べに来る)
【感想】
実は今回が初見学。
驚いたのは、2~3年生のフロア。1年生はいわゆる「高津高校」に進学しそうな大人しめの雰囲気の高校生が集まっている。
一方、2年生のフロアは女子生徒を中心に学年の半数以上(?)が茶髪で、見た目だけで言うと「ヤンキー学園」の印象。
3年生も同様の雰囲気だが、3年生はもはや大学生の風格が漂っている。
このあたりが外部の人間が考える「高津高校のイメージ」と「実際の高津高校の生徒」のギャップなのだろう。
自律を前提とした自由。上位の公立高校ならではの風景だ。
校舎は新しくないのでトイレも昭和なぶっとい筆文字でドアに「男子便所」「女子便所」と書いてある。
こういう所も予算を制限されている公立高校ならでは。
冒頭で「受験生としてはまず文理学科10校のうちに入ることが大事」と高津高校の先生の言葉を書いたが、実際にそういうことだろう。
進路先というものは自ら苦戦の上で獲得するものなのだ、と本校を見てつくづく感じた。
(2026年6月9日訪問)
